10月18日 大ピンチ(衝撃の速報)

c0033735_2364411.jpg速報というほど早いお知らせではないですが、衝撃のニュースが飛び込んできました。まあ日本でこのニュースを提供しているのは私が早いほうだと思いますので、速報ということにさせてください。

セインツのExective Vice PresidentのArnold Fielkowが解雇されました。
セインツのファンでもかなりコアの方じゃないと彼の名前も聞いたことがないとは思いますが、彼はセインツのビジネス面のオペレーションについての責任者です。つまり、GMとしてチームを支えるのがMickey Loomis、そしてチケットの販売やルイジアナ州との交渉、ファンとの集いやさまざまなチームの運営について頑張っていたのが彼です。

私の記憶が確かであれば、彼は2000年にチームの建て直しを図ったときに雇われた人で、雇われるまでは野球の経営という世界で生きてきていました。セインツの入ってからは、36ゲーム連続でチケットソールドアウトやルイジアナとの総額18600万ドルの契約と、がんばってきた人です。ちなみにカトリーナの被害の後にサンアントニオと交渉したのも彼です。

さて、ここまで読んでも、まだ、「その彼が解雇されたことがなんで衝撃?」って思われている人も多いと思います。

彼は月曜日に解雇されたんですが、そのときは突然オーナーに呼び出され、「5分以内に、雇用契約書に書いてあったことをすべて放棄するという契約にサインしろ。さもなければ解雇だ」と言われたんだそうです。彼は弁護士と相談してからでないとサインできないと言って部屋から出て行ったらしいんですが、それで解雇されたそうです。

そして実はオーナーとは途中でこんな会話がされていたらしい。

オーナー:「俺はキミの体が心配なんだよ。あんまり体調よさそうじゃないな。飛行機があんまりよくないんじゃないか」
Fielkow:「・・・・・・・。私はあなたを傷つけた覚えはないですよ」
オーナー:「いや、キミは2ヶ月前に私を傷つけた」

最初の健康面というのは全然根拠のないただのうそっぱちですが、この2ヶ月前に彼が傷ついたというのは、カトリーナで被害があったあと、今シーズンのホームゲームをどうするかという話についてなのです。

実は今回のカトリーナの件でサンアントニオでホームゲームを全部やりたいというオーナー:Tom Bensonに真っ向から反対してルイジアナのファンのためにバトンルージュで一部の試合をやることを提案したのは彼。最終的にNFLコミッショナーからも諭されて4試合をバトンルージュで実現することになりましたが、ここでBensonは本当に怒っていたみたいです。

ここまで読めば今回のタイトル「大ピンチ」の意味がみなさんわかってきたと思います。セインツファンの掲示板ではほとんどの人が「これでニューオリンズセインツは終わった。サンアントニオセインツの誕生だ・・・」と嘆いています。そう、この解雇はオーナーの希望する「サンアントニオセインツ」実現への第一歩なのです。

さて、ここで本当に私が腹が立つ人材がこのオーナーともう一人。それはサンアントニオ市長のPhil Hardberger。こいつは、この今のニューオリンズがカトリーナの被害から立ち直ろうとしてるときに、「私はサンアントニオがセインツのパーマネントホームになるように努力する」とオフィシャルなコメントをしたのです。

もちろん我々セインツファンは、遠いところからやってきたセインツを暖かく迎えてくれて、すごい応援をしてくれるサンアントニオの方々に大変感謝しています。ビルズ戦や昨日のファルコンズ戦を聞いていたら、いかに彼らが頑張って応援してくれているかがわかります。「セインツがサンアントニオに来てくれたらうれしい」と思っている人も大勢いらっしゃると思います。

でも今はセインツは「ニューオリンズセインツ」。Hornや他のメンバーも言っていたように、セインツの選手たちはカトリーナの被害で多くを失った人たちに少しでもパワーをあげようとがんばっているんです。そのような状況なのに、このカトリーナの被害に便乗して、チームを自分のところに誘致しようなんて、本当にこの市長は何を考えてるんだという感じです。もし少しでもニューオリンズという街に対して、被害者の人たちに対しての思いやりがあるのなら、例え心の奥底にフランチャイズを誘致したいという思いがあるにせよ、「ニューオリンズの人たち、元気になるまで自由にサンアントニオを使ってくれ。困ったときはお互い様だ。」っていえるんじゃないでしょうか。

例えばニューオリンズがカトリーナの被害から立ち直ったあと、そしてスーパードームで復活のホームゲームを行った後に、「やっぱりサンアントニオの方がフランチャイズとしてふさわしい」という話になって、サンアントニオ市長が頑張って誘致をするというならわかります。しかし、このボケたオーナーと、バカサンアントニオ市長はなんでしょう。ニューオリンズの人たちのちっちゃいかもしれないけれど希望であるセインツを、何もなくなった状態からさらに奪おうとしているんです。

WWLのセインツ実況をいつもやっているJim Hendersonのコラムにこういうのが載っていました。私も本当に同じ気持ちです・・・。

A Saints fan displaced to San Antonio put it best, "taking our team now under these circumstances would be like stealing a dead man's wallet.' The mayor has his hand in our pocket. I guess the choice is to report the crime, or help him roll over the body to make it easier.

さあ、近々オーナーがオフィシャルなコメントを発表するとは思いますが、どうなるんでしょうか。もしかしたらというか、かなり高い確率で、サンアントニオセインツへのカウントダウンのような気がします・・・(涙)
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by mardigrasmambo | 2005-10-18 23:07
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